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人に喜んでもらえることを一日ひとつ。それだけで心豊かに。(丸山隆平君レンジャーより)

優しい嘘。

少し前の出来事についてですが、ゆっくり書きたかったので今頃になってしまいました。

* * * * *

有賀さつきさん御逝去のニュース。

私とも歳が近く、若い頃からよくテレビで拝見していた有賀さつきさんが、誰にも病名を告げず、一人で身の回りを整理して旅立ってしまったことはとても衝撃でした。

そして、各局こぞって訃報を伝える中で、
『周囲を心配させないための優しい嘘
…みたいなタイトルを目にして、やるせない気持ちになりました。

《優しい嘘》は、映画・「泥棒役者」のキーワード。
あの映画での〈優しい嘘〉は、相手を思いやるための嘘で、それによって心がポッと温まりました。

有賀さんも、周りを思いやるために〈優しい嘘〉をつき通していかれたそうです。
痩せてしまったことは〈ダイエットが成功した〉と言い、〈カツラは楽でいい〉と周囲に話していたとか。

訃報と諸々の情報を聞きながら、なんて強い人なんだろう…と驚きました。
でも、有賀さんの生き方(人生のしまい方)は、様々な受け取り方があるだろうし、ご家族や親しいご友人にしてみれば、そんな淋しいことはなかったと思います。

でも、その人の人生はその人のもの。
遺された人達には色々な後悔や、やり切れなさもあると思いますが、〈旅立った人の生き方を認めてあげること〉が最大の供養なのかな…とも思います。

* * * * *

数年前にガンで亡くなった同い年の友人(男性)は、入退院を繰り返し、最後の入院前には自分の深刻な病状を誰にも言わず、結局入院後間もなく旅立ちました。
訃報と共に状況を聞いた私たちは、「本当の事を話していれば、奧さんや子供たちとも最後の時間をちゃんと過ごせたかもしれないのに」「勝手だよね」「奥さんや子供たちが可哀想…」と悔やみました。
でも、だんだんその人の性格やそれまでの生き方を思い出してくると「◯◯君らしいね」と悲しいけれど納得できて、「お疲れ様」と見送ることが出来ました。

* * * * *

「泥棒役者」に出て来た《優しい嘘》。
有賀さんの《優しい嘘》。


《優しい嘘》には切ないものも、あるんですね。

有賀さつきさんのご冥福をお祈りいたします。



…心にたまってた独り言でした。


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